毎日持ち歩くものを、全部黒にした。
バッグの中を開けたとき、余計な色が目に入らない。そのためだけに、EDCを黒で揃えた。
モバイルバッテリーに求めるのは、あることを忘れられる存在感だ。黒いAnker PowerCoreについて。
モバイルバッテリーを意識するのは、充電が切れそうになったときだけでいい。
それ以外の時間は、バッグの中で静かにしていてほしい。黒いAnker PowerCoreはその条件に正直で、取り出すまで存在を主張しない。
Anker PowerCoreシリーズはカラーバリエーションが豊富で、白、青、赤なども展開されている。
バッグを開けたときに目に入る色は、できるだけ少ない方がいい。その考えで黒を選んでいる。モバイルバッテリーは使用頻度が低い道具で、使わない時間の方が圧倒的に長い。だから「使っていないときにどう見えるか」が選択基準として重要になる。
黒は置いておくための色でもある。
10,000mAhモデルはiPhoneを約2回フル充電できる。
旅行には少し心もとないが、日常的な外出であれば一日十分に使える。この容量感がちょうどいいと思っているのは、大容量モデルは重くなるからだ。持ち歩く重さと、得られる安心感のバランスが10,000mAhのあたりにある。
モバイルバッテリーは、使っていない時間の方が長い。
だから、バッグの中でどう収まるかが大事になる。薄いモデルならポーチの端に入るし、角が丸いモデルなら他の道具を傷つけにくい。重さはあるが、形が素直なら持ち歩くストレスは少ない。
黒いPowerCoreは、バッグの中で目立たない。必要なときに探しにくいという欠点もあるが、普段は見えない方がいい。道具としての存在感は、使う瞬間だけ立ち上がれば十分だと思っている。
モバイルバッテリー単体では完結しない。
結局、ケーブルが必要になる。だから本体が黒でも、ケーブルが白いとそこで統一感が途切れる。USB-Cケーブルも黒で揃えておくと、充電している状態まで含めて視覚的なノイズが減る。
これは見た目だけの話ではない。バッグの中で黒いバッテリーと黒いケーブルが同じポーチに入っていると、取り出したときに状態がわかりやすい。色を揃えることは、整理の仕組みにもなる。
艶消しのブラックボディは傷がつきにくく、経年で見苦しくなりにくい。
バッグの底に入れたまま持ち歩くことが多い道具なので、傷への強さは実用の問題だ。白いモバイルバッテリーは細かい傷が目立ちやすく、使い込むほど見た目が劣化していく。黒は同じ傷でも目立たない。
道具が静かに仕事をする。それだけでいい。